アメリカの巻き返し、日本の岩渕に注目

  •オリンピック女子サッカー第2節プレビュー   •初戦でスウェーデンに完敗したアメリカが巻き返しを図る   •好試合が期待されるオランダ対ブラジル 東京2020オリンピック女子サッカーは、ゴールラッシュとなったスリリングな第1節に続き7月24日(土)に第2節を迎える。ここでも見どころ満載の試合が期待される。 スウェーデンに大敗した世界王者のアメリカは、ここで巻き返す必要がある。初戦でカナダと引き分けた開催国日本は、難敵イギリスを破ることができるだろうか。オランダ対ブラジル、スウェーデン対オーストラリアの強豪同士の対決を制するのはどこか。中国対ザンビアでは、どちらが初の勝点を獲得するだろうか。 FIFA.comが女子サッカー競技第2節の全試合をプレビューする。 チリ - カナダ 札幌ドーム、16:30 中国 - ザンビア 宮城スタジアム、17:00 スウェーデン- オーストラリア 埼玉スタジアム、17:30 日本 - イギリス 札幌ドーム 、19:30 オランダ - ブラジル 宮城スタジアム、20:00 ニュージーランド - アメリカ 埼玉スタジアム、20:30 キーポイント レジェンドからの警告 アメリカは、リオ2016の準々決勝でスウェーデンに敗れたが、東京でのグループステージ初戦でそのリベンジを果たすだろうと予想されていた。だが、それに反してまたしても黒星を喫した。しかも、今回は0-3の惨敗だった。こうした状況から、世界王者アメリカは、土曜日のニュージーランド戦では怖い相手になると、元アメリカ女子代表のレジェンド、元FWアビー・ワンバックは警告する。「私だったら、次にこのチームと対戦したくない」。また両チームの直接対決では、ニュージーランド女子代表は17試合1勝1分15敗という戦績で、厳しい一戦を強いられるだろう。

希望を持ち続ける グループステージ第1節で大敗を喫した後、第2節にどうやって自信を持って臨めるだろうか。この問いへの解答をザンビアと中国は、土曜日の対戦で出す。ザンビアの希望は、キャプテンのバーブラ・バンドにかかっている。彼女は、オランダに3-10で敗れた試合で、アフリカ勢の女性選手初となるオリンピックでのハットトリックを達成している。一方、中国はブラジルに0-5で敗れて無得点に終わった。とはいえ、ゴールの枠を4回も叩いており、内容面は決して悲観するものではなかった。

マルタ対ミデマー オランダとブラジルは、オリンピックでの対戦は初めてだが、注目を集める一戦となる。この対戦には、女子サッカー界の女王として君臨するマルタと、新星のひとりであるフィフィアネ・ミデマーの戦いという、もうひとつの見どころがある。中国戦で2得点を挙げた35歳のマルタは、オリンピックの5大会で最低1ゴールを決めた初の選手(男女問わず)となった。一方のミデマーは、25歳にしてすでにオランダ女子代表の歴代得点記録の保持者である。オリンピックデビューとなったザンビア戦では、4得点を記録したばかり。好試合となるのは必至だろう。 さらなるゴールを狙う岩渕 なでしこジャパンの現役最多得点者の岩渕真奈は、カナダ戦(1-1)の終了間際に自身36点目となるゴールを決め、開催国に貴重な勝点1をもたらした。「次の試合(イギリス戦)では、日本の人たち全員に勝利を届けたいです」と、9月にアーセナルで新たなクラブキャリアをスタートするストライカーは意気込みを語っている。運命的なことに、彼女の新しいチームメートがイギリスには4人いる。岩渕は彼女たちにアーセナルが自分を獲得したことの正しさを証明するつもりだ。