逆転劇や巻き返しの第2節

  ・グループステージ突破は最終節へ持ち越し   ・日本は連勝、サウジアラビアは敗退決定   ・FIFA.comがグループステージ第2節を振り返る

波乱続出の第1節に続いて、第2節も逆転勝利や不振だったチームの巻き返しなど、バラエティに富んだ試合の連続となった。ここまでは均衡の取れた戦いぶりが多い。水曜日に行われるグループステージ最終節を前に、参加16カ国中15カ国に決勝トーナメント進出の可能性が残されている。 2連勝はホスト国の日本のみ。一方、サウジアラビアは開幕からの連敗で敗退が決まった。第1節に黒星を喫したチームのうち、5チームが勝利して巻き返しに成功。最終節にはドラマチックな展開が待っているだろう。

試合結果 グループA フランス4-3南アフリカ 日本2-1メキシコ 両チーム合わせて7ゴール。激しい打ち合いとなった試合を制したのは、後半アディショナルタイム、フランスのテジ・サバニエの一撃だった。フランスは、キャプテンのアンドレ=ピエール・ジニャクが後半41分のPKを含めて3度に渡り同点ゴールを決めた。そして最後は決勝点をアシストするなど、前線で大活躍を披露するなど、東京2020で不運続きの南アフリカを下している。 日本は久保建英と堂安律の活躍で、準々決勝進出に一歩近づいた。特に前半は鮮やかなサッカーを披露。序盤の11分間で久保と堂安が立て続けにゴールを決めて試合をリードする。メキシコは、後半終了間際にロベルト・アルバラドが1点返すも、 ホアン・バスケスの一発退場などもあり追いつくには至らなかった。2連勝の日本は、決勝トーナメント進出へ視界良好だ。 グループB ニュージーランド2-3 ホンジュラス ルーマニア0-4韓国 第1節を落としていたホンジュラスは、第2節で逆転勝利。グループBの行方は最終節に持ち込まれた。試合は、ニュージーランドが序盤にリベラト・カカーチェが先制点を決めて、韓国を破った初戦の勢いを持続するかと思われた。しかし、ホンジュラスに2度同点に追いつかれ、最後は残り3分でリゴベルト・リバスに決勝点を許し、黒星を喫した。 オープニングマッチを白星で飾ったルーマニアだったが、勝点3獲得に燃える韓国に後半の3失点を含む4ゴールを献上。韓国は軽快な動きで終始相手を翻弄して大勝を収めた。これによりグループ全チームが勝点3で並んだ。 グループC エジプト0-1アルゼンチン オーストラリア0-1スペイン 優勝候補の一角アルゼンチンも初戦を落としていた。プレッシャーのかかる第2戦では、辛くもエジプトを下した。エジプトは前半序盤、ラマダン・ソブヒが絶好のチャンスを逃してしまう。逆にアルゼンチンは、後半開始早々にファクンド・メディナが値千金のゴールを決めて決勝トーナメント進出に近づき、エジプトを厳しい状況に追い込んだ。 大会前は優勝候補に挙げられていたスペインは、粘り強いオーストラリアを相手に開幕から2戦連続スコアレスドローで終わるかという展開だった。だが後半36分、前半に得点機を逃していたミケル・オヤルサバルがヘディングで決勝ゴールを決めて、勝点3を獲得している。 グループD ブラジル0-0コートジボワール サウジアラビア2-3ドイツ 横浜国際総合競技場では2枚のレッドカードが出たが、得点を欠いた試合となった。ブラジルは前半にドウグラス・ルイスが、コートジボワールは後半にエボウェ・クアシが退場。両チームとも、前半は勝利を目指して激しい戦いを続けたものの、後半は初戦ですでに勝点3を得ている国同士の対戦だけに、勝点1獲得も念頭に置いたセーフティ重視の戦いに終始。結局スコアレスドローで試合を終えている。これにより、サウジアラビアとドイツは絶対に勝たなければならない状況に追い込まれた。サウジアラビアは試合を2度振り出しに戻すなど健闘。しかし、試合巧者のドイツが後半30分に決勝点を挙げ、アジアの雄はグループステージ敗退となった。

記憶に残った瞬間 獅子奮迅の活躍の頼れるキャプテン オーバーエイジ枠のアンドレ=ピエール・ジニャクは、大きなサプライズを呼んだ招集だった。このベテランフォワードは、日本でその存在価値を証明している。後半29分間で3得点。気迫のこもったプレーで対抗する南アフリカを力で抑え込み、チームに勝点3をもたらした。初戦の相手メキシコは、自身が所属するリーグの国であり、ここでも得点を記録。合計4ゴールで現在大会得点王である。 絶体絶命からの逆転勝利 現代サッカーの統計を見ると、逆転勝利は容易ではない。しかし第2節のホンジュラスとフランスの両チームはこれに成功。決勝トーナメントに向けて望みをつないだ。ホンジュラスは後半42分に、フランスは試合終了間際のアディショナルタイムに決勝ゴールを決め、勝点3をゲットしている。

日本のホープが躍動 久保建英は日本サッカー界が期待を寄せるタレントである。レアル・マドリードに所属するテクニシャンは、メキシコ戦でチームの先制点を決めている。初戦の南アフリカ戦での決勝点に続き、2試合連続ゴールである。 最初の敗退はサウジアラビア 第2節を終えて敗退が決定したのは、サウジアラビアのみ。西アジアの雄は、2戦通じて気迫のこもった戦いぶりを見せたが、惜しくも強豪国の牙城を崩すには至らなかった。初戦のコートジボワール戦を1-2で落としたが、この日の2戦目はドイツ相手に積極的に攻撃を展開。2度試合を振り出しに戻す試合展開を披露して、一時は勝点3を奪う勢いを見せた。だが、後半30分にフェリックス・ウドゥオカイに決勝点を許し、グループステージでの敗退が決まった。 今日のコメント 「エジプト人は最後まで希望を捨てない国民だ。この世代の人間は特にそうだ。きょうの負けをしっかりと分析して、最終節では勝利をつかみにいく」 エジプト FWラマダン・ソブヒ 第3節スケジュール 7月28日水曜日 ドイツ対コートジボワール 宮城スタジアム 午後5時(日本時間) サウジアラビア対ブラジル 埼玉スタジアム 午後5時(日本時間) ルーマニア対ニュージーランド 札幌ドーム 午後5時30分(日本時間) 韓国対ホンジュラス 横浜国際総合競技場 午後5時30分(日本時間) オーストラリア対エジプト 宮城スタジアム 午後8時(日本時間) スペイン対アルゼンチン 埼玉スタジアム 午後8時(日本時間) 南アフリカ対メキシコ 札幌ドーム 午後8時30分(日本時間) フランス対日本 横浜国際総合競技場 午後8時30分(日本時間)