エジプトの守備をけん引するヘガジー

  •アハメド・へガジーは東京2020でエジプトのキャプテンを務めている   •ベテランは守備の要として、スペインを封じた   •次の相手はアルゼンチンとオーストラリア シャウキ・ガリブ監督はサッカーを知り尽くした男だ。自分が何を望んでいるか分かっている。豊富な経験を誇る指揮官は、現役時代に数多くの栄光を手にしてきた。彼が、オリンピックサッカーを初めて経験したのは1984年。以来、この数十年の間に彼がサッカーで学んだことは、堅牢で信頼できるディフェンスがいかに重要であるかということだ。 ガリブ監督が招集した東京2020のチームに、そのフィロソフィーは反映されている。他の監督同様、彼も3名のオーバーエイジ選手を招集したが、貴重な選手をどこに割り当てるかについては熟慮した。 当初は、モハメド・サラーで攻撃力を高めようとした。だが、この招集は拒否されたため、指揮官はピッチの後方を強化することにした。ゴールキーパーのモハメド・エル・シェナウィ、アハメド・ヘガジーとマフムード・ハムディのディフェンダー2人がエジプトの若手選手を補完するために招集されたのだ。特にキャプテンのヘガジーは、エジプトのオリンピックチームを構築する基盤となった。 これは重要な決断だった。そして、初戦のスペイン戦でエジプトは完璧な守備を披露。3人の招集が正しかったことが立証された。 FIFAワールドカップ・ロシア2018™と2012年オリンピックに出場したヘガジーは、ベテランとして主要大会やビッグマッチを知り尽くしている。

SAPPORO, JAPAN - JULY 22: Mikel Oyarzabal #11 of Team Spain battles for possession with Akram Tawfik #12 of Team Egypt during the Men's First Round Group C match between Egypt and Spain during the Tokyo 2020 Olympic Games at Sapporo Dome on July 22, 2021 in Sapporo, Hokkaido, Japan. (Photo by Masashi Hara/Getty Images)

スペイン戦後に彼は「戦術的にいい試合ができました」とスコアレスドローに持ち込んだ試合を振り返った。「スペインをしっかりと研究しました。彼らには優れた選手が何人かいますが、僕たちは鍵となる選手を何とか止めたのです」 「幸先の良いスタートを切ることができました。エジプトは非常に良い守備を披露することができました。監督は3バックを好み、過去4年間このシステムを採用しています。そして監督はこれを実行できるオーバーエイジの選手を選んだのです。僕たち3人はいつも互いに話し合って、若手選手を引っ張っています」 もちろん、守備と攻撃のバランスという課題は常にある。東京2020初戦ではエジプトの守備陣が高い評価を受けたが、ヘガジーはエジプトには別の一面もあると語る。 「このチームには優秀な選手が何人もいて、6、7人はすでにA代表で活躍しています。彼らはこの4年間、一緒にプレーしており、監督は本当に素晴らしい世代を育て上げるのに成功しています。このグループのハーモニーも、もう一つの大きな強みです。彼らは4年前から一緒に大きな大会やビッグマッチなどでプレーしてきているので、お互いをよく知っています」

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「エジプトはアフリカ王者としてオリンピックの出場権を獲得しました。(この世代の)欧州王者と対戦した後、今度は南米王者(アルゼンチン)と対戦します。その次の相手はオーストラリアですが初戦のアルゼンチン戦で、彼らの強さを目の当たりにしました。その試合を見たところ、オーストラリアには非常に優れた組織力があり、素晴らしいスピードと闘志を誇る優秀な選手が揃っているのは明らかです。オーストラリアは過小評価してはならないチームのひとつです。とはいえ、僕たちは優勝候補であろうとなかろうと、常に勝利を目指して試合に臨みます。東京で結果を残せると確信しています」